今週末、友人の結婚式に出席する際の髪型が決まっていない。
結婚式に出席するときの髪型を自分でやる予定になっているあなたは、少し焦りを感じているのではないだろうか。
アップヘアにするのか、それともハーフアップにするのか、着ていくドレスを見て迷いながら、髪型のイメージを調べ、固めようとしている。
その迷いを取っ払っていただく為に、15本の動画を用意した。
15本の動画で紹介している髪型を活用すれば、今からでも週末出席する結婚式の髪型を自分でつくることはできる。
紹介する結婚式の髪型が役立つ5つのタイプ
これから紹介していく15種類の髪型は、以下5つに当てはまる人を対象に作成している。
- ドレスに似合う髪型と自分でできるヘアアレンジを探している
- 遠方で結婚式が行われるため自分でヘアアレンジをしなければならない
- 結婚式に掛かる出費をおさえたい
- ヘアアレンジを自分でつくることが好きなのでやりたい
- 髪の長さがロング・セミロングである
以上が対象になる。
さっそく紹介していきたいところだが、その前に、結婚式の髪型に関するマナーについてもお伝えしておこう。
結婚式 髪型に関するマナー

結婚式へ出席する際は、最低限のマナーを心掛けよう。
新郎新婦が主役となる結婚式では、「髪型」「衣装」共に、新郎新婦を引き立てるコーディネートを意識することが大事だ。
最近の傾向では、結婚式の髪型を自分でアレンジする人が増えてきているように感じる。それは構わないのだが、自分で髪型をアレンジするなら、新郎新婦への思いやりも視野に入れて取り組もう。
結婚式の髪型で最低限守りたいマナー
結婚式の髪型は、「清潔感」と「フォーマルな印象」を意識し、アップヘアかハーフアップで出席するように心掛けよう。
ダウンスタイルでも「清潔感」と「フォーマルな印象」が保たれていれば問題ないのかもしれないが、食事の席や移動の際に手が髪に触れる頻度も高くなることから、あまり良い印象を与えることはない。
顔や首周りのコンプレックスが気になり、アップヘアをすることに抵抗があるなら、顔周りや前頭部分だけをアップにしてまとめるなど、工夫を重ねてベストな状態つくることも大事なポイントになる。
また、ドレスのデザインによっては、露出が多くなる場合もあるので、ハーフアップにしてカバーするなど、派手な印象にならないように気をつけよう。
結婚式の髪型を自分でやるときに考えられるリスク
もしかしたら、「出席に掛かる出費をおさえたい」という思いが、結婚式の髪型を自分でやる理由の1つにさせているのかもしれない。
ご祝儀や二次会の費用などを考えると、その気持ちも理解できる。しかし、髪型を自分でつくることが、結婚式そのもののクオリティを下げる可能性になることも考慮しておこう。
例えば、『ダウンスタイルの髪型のまま出席している人』や『ラフな演出をしているつもりが、雑な仕上がりに見える髪型で出席している人』だ。
このような人が居た場合、結婚式そのもののクオリティを下げてしまっていることになる。
その場合、自分でできないのであれば美容室へ行き、結婚式に相応しい髪型にしてから出席することを勧める。主役となる新郎新婦も、マナーを守ってくれるオシャレな人たちに祝福された方が嬉しいはずだ。
以上で紹介した要素は、結婚式の髪型に必要なマナーへ繋がる。
結婚式の髪型を上手に使い分けるコツ
ひと月の間に結婚式へ出席する回数が多くなれば、「衣装や髪型を全く同じにして出席する」というわけにはいかないはずだ。
もし、結婚式の髪型を自分でやるのであれば、土台をつくる作業をある程度同じにしておくことで、髪型のバリエーションを簡単に増やすことができる。
それに必要な技術は「三つ編み」「編み込み」ができれば、ほとんどの髪型ができるようになる。初心者や自信が持てない人の為にベーシックコンテンツも用意しているので、心配な人は本文の中でアナウンスしているリンクより確認してほしい。
では、結婚式の髪型を自分でつくるために必要な手順について、1つ1つ解説していこう。
1. 「ゴム2本」クロポニ&三つ編みワンテールで結婚式、二次会の髪型
一万人以上の人が高評価してくれている好評のヘアアレンジを紹介。
1つめのアレンジで使用しているアイテムはゴム2本だけ。アレンジする事前に全体をヘアアイロンで巻いておくだけで簡単にローポニーテールアレンジができる。
2つめのアレンジでは、ポニーテールした髪を三つ編みしてヘアピンで結合させるワンテールアレンジになる。
詳しい解説は『簡単!肩下15cmの長さで結婚式二次会の髪型をつくる2つのテクニック』を参考にしてほしい。
2. 結婚式の髪型を三つ編みで簡単につくるシニヨンアップヘアのやり方
編み込みが苦手な人や難しい作業を極力避けたい際に、オススメしたい結婚式の髪型になる。
作業は、両サイドの髪を三つ編みしたあとに後ろでまとめ、残っている後ろの髪を三つ編みして内側へクルッとまとめるだけの簡単シニヨンアップヘアアレンジ。
この髪型の動画再生回数は100万回以上になり、一万人以上が高評価している人気の髪型になっている。三つ編みのやり方ができれば、簡単にできる髪型なので幅広く活用できるだろう。
3. 結婚式の髪型を編み込みでつくるシニヨンアップヘアのやり方
先に紹介した『 1. 結婚式の髪型を三つ編みで簡単につくるシニヨンアップヘアのやり方 』と似たようなスタイルになるが、両サイドの髪を裏編み込みすることにより、印象を華やかにすることができる結婚式にも活用できる髪型だ。
編み込みが苦手な人は、動画の視聴前後に『編み込み やり方』の記事も参考にしてみてほしい。ここで紹介している動画で1週間ほど実践を重ねれば、編み込みはできるようになるはず。
3-1. 両サイドの髪で編み込みカチューシャをつくる

画像1) 両サイドの髪を裏編み込みしていく際のポイントは、耳上あたりから編み込みする角度を後ろへ引き、あとで後ろでまとめたときに根本が浮かないように意識して作業を進行していくこと。
画像2) 裏編み込みをしたあとに、後ろで1つにまとめる。
画像3) 編み込みをした毛束と残っている後ろの髪を縦3等分にする。毛先まで三つ編みをしていき、毛先をゴムで結ぶ。
2-2. 後ろの髪をお団子にしたあと、アメピンで留める

画像4) ゴムで結んだあとは、毛先を内側へ数回転させてからアメピンで留める。
画像5) アメピンを挿す際は、表と裏の関係性を意識して留めること。
画像6) 短い髪の毛が出てくることはよくある。しかし、そこで慌ててしまいアメピンを沢山挿してしまう人も少なくはない。このような場合は、「一箇所に対して一本」を心がけ、ピンポイントで留めていくようにしよう。
髪の量に合わせてアメピンとスモールピンを上手く使い分けていくと、きれいに留めることができる。あとは、全体に微調整を加えて完成だ。
4. 結婚式の髪型を編み込みでつくるアップヘア Ⅱ
上で紹介した髪型では後ろの作業を簡単に済ませる為に三つ編みを使っているが、こちらの動画では編み込みしている。
難易度は少し高まるが、こちらの方が好みであれば実践してみよう。
4-1. Uピンの使い方

Uピンの使い方は、『Uピン 使い方|上手に留めるコツ教えます。』で詳しく解説している。
編み込みした毛束をお団子にまとめてUピンで留める際は、上の画像のような使い方をする。
Uピンを挿す際は、表面と裏面の両方の髪がUピンの中に入るように通し、「画像1」の角度から入れ、「画像3」の角度に反回転させてから根本に挿すとゆるむことなく留まる。
4-2. Uピンが上手くとまらない原因

動画の中でも解説しているが、Uピンの形を整えてから留めるようにしよう。上の画像のように左の状態と右の状態では、同じように挿しても安定感が全然違う。
画像左のようにUピンの形をまっすぐに整えておくと、適切な毛量を留められるので安定する。
反対に、画像の右側のようにUピンの形が開いていると、留める際に余計な髪を挟んでしまうので、留めたあと不安定になりやすい。
それだけではなく、先端が開いていることによって、留めた髪が抜けやすくなってしまうことから、一時的には留められてもスグに崩れてしまうことへ繋がる。
経験を積めばUピンの形を見るだけで判断できるが、はじめのうちは分からないと思うので、留める前に確認をする癖をつけよう。
5. 結婚式の着物にも似合う髪型
結婚式へ着物で出席する際に、自分で髪型をやる人は比較的少ないと思うが、一応紹介しておこう。
くるりんぱを重ねてアップアレンジを作っていくので、作業的には難しくはない。
上段・下段の髪をくるりんぱした後に、残った毛先の髪を三つ編みしてまとめる髪型になるので、シニヨン風の落ち着いた雰囲気に仕上げたい際にオススメできる結婚式の髪型だ。
6. 三つ編みとくるりんぱで簡単につくる結婚式の髪型
上から襟足までくるりんぱをつくり、毛先を三つ編みしてつくる髪型を紹介。
後ろで三つ編みするのが難しい際は、『三つ編みのやり方とコツ|ヘアアレンジが上達する4つの動画』を参考にしてみてほしい。
7. シニヨンで結婚式の髪型を簡単につくる方法
この髪型は、まとめ髪をする際に “ねじり” をしているので、『コテなし』『ストレートヘアのまま』でもつくることができる。
ねじる作業を入れないと、ただ髪をまとめただけの印象になってしまうが、ねじる作業を加え、まとめることで立体感を演出していくことが可能になる。
結婚式の髪型を自分でつくる際のポイントは、花嫁より目立つことなく、周りの人と同じ髪型にならないようにすること。それから自分でも簡単にできることだ。
ストレートヘアのままアレンジする術を覚えておくと、急なイベントにも対応することができるので重宝する。一度、実践してみよう。
8. 結婚式の髪型をお団子ヘアにするときのコツ
お団子ヘアと聞くと、ラフなイメージに感じるかもしれないが、結婚式の場に適したヘアアクセサリーを付けるだけで印象を変えることができる。
ここでは2つのお団子ヘアを紹介していくが、どちらも簡単な作業を取り入れているので、自分でやりやすい方を選んでいただければ大丈夫だ。
8-1. ポニーテールが緩む原因|ポニーテールのやり方とコツ

画像1〜3)
ポニーテールをつくる作業が、お団子ヘアの難易度を高めている理由の1つになっている人もいるはずだ。
その場合は、全体の髪を一度にまとめてつくる方法でやると、ゴムでまとめながら徐々に崩れてきてしまったり、まとめた後に髪がパラパラ落ちてきてしまったりしてしまう。
その事態を防ぐ為にも、ポニーテールをつくるときは、全体を上下半分してから1つずつゴムでまとめていくようにすると、まとめやすくなるし、緩むこともなくなる。
ゴムを結ぶ位置が低くなり過ぎないように、意識しながら上段の髪をまとめよう。
画像 4) 次に、先ほど結んだ髪をクリップで仮止めしたあと、下の髪を上でまとめたポニーテールの位置に合わせるようにしてから、ブラッシングで毛並みを整えたあとにゴムでまとめる。
画像5) あらかじめ上の髪をしっかりゴムでまとめているので、ここでは後ろの髪をまとめることに集中することができる。
この作業を一度に全てやろうとしてしまうと、全体を整えているようにしたつもりが崩してしまうことになり兼ねないので、慣れていない人にはこの方法をオススメする。
画像6) 全体をゴムでまとめたあとに、崩れ防止の為に、もう1つのゴムを上から重ね、土台を安定させておこう。
8-2. お団子のかたちにまとめ、アレンジする

画像1〜3)
ポニーテールが完成したあとは、毛先の髪を内側へ数回ねじり、お団子の土台をつくる。
ここで意識してほしいことが、一度にお団子をつくろうとしないことだ。動画をご覧のように、根本に近い位置で土台を作り上げたあと、毛先を巻きつけるようにしてピンで留めよう。
画像4〜6)
ピンの留め方は、一箇所に集中させて留めるのではなく、左側に挿したあとは反対の右側へ挿す。というように、ピンを挿す位置を工夫しながら留めていく。
お団子が完成したあとは、表面の髪を少しずつ引き出しながらアレンジを加えていこう。ここでは、後々ヘアアクセサリーを右側に付けていくことを前提にバランスを整えている。
8-5. こなれ感が増す おだんごヘアのやり方
上で紹介したおだんごヘア以外に、以下のやり方も配信している。
詳しくは『628人が高評価した!こなれ感が増す おだんごヘアのやり方』で解説しているので参考にしてみよう。
9. 結婚式 片編み込みハーフアップアレンジ
「 可憐 」と「 エレガント 」の融合をイメージしてつくった結婚式の髪型。
結婚式の髪型としてだけではなく、二次会やパーティーなどにも活用できるので、様々なシーンで重宝する髪型だ。編み込みの作業をできる限り軽減したいと考えていたので、この髪型では片編み込みを使っている。
また、結んだゴムを隠したい場合は、毛先の一部を三つ編みにして上に重ねることでカバーできるので、美意識の高い人にもオススメ。
10. 結婚式 片編み込みアップアレンジ
この動画は、編み込み初心者向けに作成しているコンテンツになるが、このまま結婚式の髪型としてアレンジすることもできる。
例えば、一月の間に2回の結婚式へ出席する際は、上で紹介した片編み込みハーフアップアレンジと以下の片編み込みアップアレンジの2パターンを上手に使いこなせば、簡単にバリエーションを増やすこともできる。
11. シニヨンアップでつくる結婚式の髪型
手順は非常にシンプルになっていて、髪のまとめ方に特徴があり、ロープ編みをしてから後ろで結んでいるので髪をまとめた後に崩してアレンジしやすい。
アップヘアをつくる前の段階で上下2に分けておくことで、まとめる作業を簡単にできるので安定感のあるアップヘアをつくることができる。
まとめた髪は、表面の髪を適度に崩していくだけなので不器用な人や初心者にも優しい髪型として提案している。
動画の中ではヘアアクセサリーを付けていないが、パールUピンや派手になり過ぎない印象のヘアアクセサリーを選ぶことで、結婚式の髪型に相応しいアレンジができる。
12. 三つ編みでつくる結婚式ハーフアップのやり方
仕上がりの状態にパールUピンを付ければ可愛い結婚式の髪型を簡単につくることができる。
うしろ中心に目立たないヘアアクセサリーを付けるのも良い。
うしろの三つ編みが少し難しく感じるかもしれないが、結婚式前に少しの期間、練習をすればできるはずだ。
13. 素早くできる三つ編みアレンジのやり方
もしかしたら、このページで紹介している髪型のなかで、1番簡単な方法になるかもしれない。
襟足の角に焦点を合わせて三つ編みをし、ゴムでまとめたあと、三つ編みした毛束を襟足でまとめるだけなので、とても簡単にアップアレンジができるはずだ。
簡単にできる分、華やかな印象は欠けてしまうが、ドレスとのバランスを工夫することで改善することは可能。
後ろの分け目が気になる場合は、最初に分ける際にジグザグに取るようにしよう。
14. ゴムだけで結婚式の髪型をつくる方法
こう見えて実は、1本もピンを使用していない。
なぜなら、ゴムだけでアレンジをしているからだ。
一見複雑そうに感じるが、ちょっとした工夫を重ねているので、作業的にはつくりやすいアレンジになっている。
15. まとめ髪が簡単にできるサイド寄せアレンジ
ひと目でこの髪型の構造が理解できた人は、中級から上級者だと認識してもらって大丈夫だ。きっと、髪をまとめた後の崩し方も知っていて、もう既に様々な技術を習得しているに違いない。
その反対に、この完成像を見て、どのような手順でアレンジを完成させているのかが、ひと目でわからないようであれば、必ず以下の動画を視聴してみてほしい。
きっと、まとめ髪が難しくて悩みを感じ続けていた人の役に立つ髪型に仕上がっているはずだ。
結婚式の髪型として利用する際は、カジュアル過ぎる印象になる可能性がある。その場合は、崩す際のアレンジを程々にしておこう。
まとめ
以上が『結婚式の髪型を自分でつくる動画 15選』になる。
自分のなかで「できる技術」と「できない技術」に分かれると思うが、1週間くらいの期間を使って実践を重ねていけば完璧とは言えなくても、それに近い状態には完成させることができるはずだ。
もし、できない意識の方が強くなってしまう場合は、無理に自分でやろうとせずに、友人やプロへお願いする勇気を持とう。時には、諦めるという選択肢が最高の結果を生むことだってある。
できないことより、できることに意識を向けよう。
それがどんなに小さなことでもだ。
自分ができないことに意識を向けている人は、その思考通りできるようにはならないが、自分ができることに意識を向けて取り組んでいる人は、必ず上達していく。