資産運用に備えるボトムアップ貯金法

貯金

この記事では、私が資産運用の備えとして構築した「ボトムアップ貯金法」について、必要な概念と方法の説明をしている。

これから説明していく方法は、収入さえあれば、どんな人でも資産運用の基盤をつくることができる仕組みになっているので、是非参考にしてみてほしい。

ボトムアップ貯金法とは

ボトムアップ貯金法とは、資産を運用したときに生じる “現金面” と “精神面” のリスクをカバーする為に構築した貯金法だ。

そのため、3つの貯金口座を使って貯金をしている。

一つひとつの口座に役割を持たせていることから、自分のなかで必要に感じた部分だけを取り入れてもらっても構わないし、全てを真似てもらっても構わない。

また、「1」で紹介していく内容の一部は『お金に愛される人のルール』に書かれていることを基に、私が行ってきた体験を添えて紹介している。

精神と物質の関係性をバランス良く提唱している書籍の1つになるので、一度目を通しておこう。

1. 投資する為の貯金をつくり、資産運用をはじめる

まずは、1つめの貯金から説明をしていこう。

1つめの貯金は、「ボトムアップ貯金法」の中で最も価値が高い貯金になり、資産形成の一つとして投資元本をつくることを目的としている。

実践する際は、以下で説明する4つの点を意識していこう。

1-1. 収入の1〜3割を貯金し、習慣化する

1つめの貯金では毎月の収入から1〜3割を貯金専用口座へ入金し、習慣化させていくことを勧めている。

また、ここで紹介する貯金法には「パーセンテージ貯金法」と「固定貯金法」の2つのタイプがあるので、自分にあったスタイルを取り入れていってほしい。

パーセンテージ貯金法

パーセンテージ貯金法
「パーセンテージ貯金法」の具体例

パーセンテージ貯金法とは、全て「割合」や「%」で算出した金額を貯金していく方法になる。

たとえば、収入に対しての貯金を1割に設定することもできれば、15%というように細かく設定できるといった具体だ。

そのため、正社員を除く全ての人々におすすめできる貯金法になる。

但し、エクセル等での管理が必須になるので、人によっては面倒に感じるかもしれないが、セルに一度設定してしまえば入力していくだけなので初期設定以外、負担に感じる要素は極めて少ない。

もし、パーセンテージ貯金法が向かないと感じた場合は、以下で紹介する「固定貯金法」を試してみてほしい。

固定貯金法

固定貯金法
「固定貯金法」の具体例

固定貯金法とは、一般的に行われているように毎月の収入から固定した金額を貯金していく方法になる。

たとえば、毎月の収入が30万円あった際に、5万円を貯金するということだ。

多くの人が慣れ親しんでいる貯金法だが、私のように変動性のある収入の場合は、収入が低い月に精神的負荷が掛かるためプレッシャーを感じることもある。

どちらが是となり非となるかは人によって違うことから、両方を試し自分に合った貯金法を選び抜こう。

1-2. 貯金の一部を投資する

上で紹介した貯金法は、投資元本を目的とした貯金になる。

したがって、ある程度貯金したあとは、投資を実践していこう。

投資をする際に気をつけてほしいのが、貯金した全額で一括投資をしないことだ。

私は、貯金した資金、すなわち投資元本から投資する金額を3ヶ月毎に10%ずつ増やす仕組みにしている。

ここでも貯金と同様、投資金額を「変動させて増やしていくタイプ」と「固定して増やしていくタイプ」に分かれるので、自身が取り組みやすい方を選んでいくことを勧める。

1-3. 余った貯金で分散投資をはじめる

1つめの投資を開始したあとも引き続き貯金していくのだが、ある程度投資先の土台が安定してきた頃を目処に、2つめの投資を行っていこう。

ひとつ例を出すので、下の画像と合わせて読み進めてほしい。

余った貯金で分散投資をはじめる
余った貯金で分散投資をはじめる

画像 ※3)

毎月の収入から5万円を貯金し、6ヶ月続けた結果30万円の貯金が1つの銀行口座にできたとする。

このタイミングで積立投資信託をはじめたとしよう。(画像 ※3 ここまで)

画像 ※4)

7ヶ月目以降は、貯金する5万円の内訳を「投資3万円」と「貯金2万円」に分けて一部投資をしていくことにした結果、積立投資信託の口座に毎月3万円が増え続け、貯金口座に毎月2万円が増え続けていることになった。

これによって、資産形成と運用を開始する傍ら、貯金も継続的に行えるので精神的バランスを保ちながら資産運用ができている。(画像 ※4 ここまで)

投資と貯金を並行する

上の画像を例に話を進めていくと、30万円の貯金を留保したまま資産形成を開始することができるので初心者にとっても実践しやすい、ということが1つ。

それから残りの2万円、もしくは2万円の一部を使って別の投資先で資産形成をはじめていくことができる。

この2つの選択肢があることを知っておいてほしい。

投資先をどこにすれば損せずに済むかを知りたいというのが本音だと思うが、それが解明された場合、投資は投資として成立できないようになっている。

したがって、その答えを望むことはお勧めしないうえに、損が得を生む必要な資源だと思えないうちは投資をしないほうが良いといえるだろう。

1-4. この流れを繰り返す

1つめの貯金では、上記3ステップを繰り返し行なっていくことになる。

現在の貯金を含む全ての資源によって、投資可能なフェーズも変われば、見えてくる景色も違ってくるだろう。

2. 生活を守る為の貯金をつくる

次は、2つめの貯金について説明をしていこう。

1つめの貯金は「資産形成」、すなわち投資向けにつくったものになるが、2つめの貯金では、「生活の蓄え」を目的とした貯金になる。

2-1. 収入の1〜2割を貯金し、1年間無収入でも生活できる蓄えをつくる

収入の1〜2割を貯金し、1年間無収入でも生活できる蓄えをつくる
収入の1〜2割を貯金し、1年間無収入でも生活できる蓄えをつくる

2つめの貯金では、毎月の収入から1〜2割を貯金専用口座へ入金し、習慣化させていくことを勧めている。

この貯金の目的は、守りの蓄えだと認識しておいてほしい。

そのため半年から一年間無収入になったとしても、今と変わらない生活を送れる生活費を蓄えておこう。

2-2. 初期段階の土台作りが資産運用の要

私が投資をしていくうえで大切にしていることは「資産を守りながら殖やし続けていくこと」だ。

そのため初期段階では、守りの土台を固めることに注力することが大半になっている。

一見、時間が掛かり、面倒な作業をしているように思うかもしれないが、資産を形成し運用しながら殖やしていくことにはそれなりに時間が掛かるがゆえに、当然の行為だとも思っている。

土台作りを侮っていると、いつか足元をすくわれる時が来るはずだ。

神経質になり過ぎる必要はないが、気を抜き過ぎないように意識していこう。

3. 小銭貯金を習慣化する

最後に3つめの貯金、小銭貯金について説明をしていこう。

私の経験を振り返ってみて思うのが、お金を殖やす発想がないうちは、お金を貯める発想が生まれなかったということだ。

ということは、自分の思考パターンのなかに「お金を使う」もしくは「お金を借りる」ことしか存在していなかったことになる。

小銭貯金は、これまでの思考パターンに別れを告げるために構築した貯金法だ。

そのため、少しでも自分の喜びになるような取り組みをしている。

ぜひ、自身の有益に働くような仕組みの一つとして活用していただきたい。

3-1. 好きな硬貨を好きなタイミングで貯めていく

好きな硬貨を好きなタイミングで貯めていく
好きな硬貨を好きなタイミングで貯める

「お金を使いながらお金を貯める」をコンセプトに始めた小銭貯金だが、今では生活の一部となり、お金を使う瞬間が楽しくなってきている。

やり方は簡単。貯金の額を高めることが目的ではないことから、自分で好きな硬貨を選び、お金を使った日の帰宅後に貯金箱へ入金していた。

貯金箱へ貯めたお金は、定期的に小銭貯金専用の口座へ入金して集計する仕組みだ。

3-2. 帰宅後に財布の中身を整理整頓する習慣が身につく

小銭貯金をはじめていくとお金を使った日の帰宅後に、財布の中身を整理整頓する習慣が生活の一部になる。

すると、財布が小銭でパンパンになったり、レシートや領収証を入れっぱなしにしてしまうことが無くなるので、財布の中身が常にキレイに保たれるように変化していくだろう。

資産運用と聞くと価値を高めたり、利益が増えることだけを考えてしまいがちだが、お金と同様、「資産 = 己の分身」だ。

まずは、 “己の外側ではなく内側を変えていくこと” から始めてみてほしい。

3-3. 小銭貯金の使い道は、自由に決める

「1」「2」で紹介してきた貯金法は、投資の元本や生活の蓄えとして形成する貯金だったが、小銭貯金に関してはお金を貯め慣れることを意図しているため、使い道は必ずしも投資や生活でなければならないというわけではない。

したがって、使い道は本人の自由にしている。

私は、小銭貯金で貯めたお金を何か小さな投資先に使っていく方針でいるが、単純に欲しいものに変えたり寄付をしたりするのも有りだ。

大切なのは、自分が良い気分になるお金の使い方をしていくことだと思っている。

4. 資産運用で得た利益の使い道

最後に、資産運用で得た利益の使い道についてお伝えして終えよう。

ほとんどの人が、単発的な利益を得るために資産運用をしがちだが、「再投資」という概念を持って資産運用に取り組んでいくと資産形成を加速させていくことができる。

4-1. 税引き後の利益を再投資する

投資をするからにはいつかリターン(利益)を受け取る日がくるはずだ。ここでは、この時をテーマにして話している。

一般的には、投資で得た利益を消費にまわしてしまうことが多いようだが、税引き後に残った利益を別の投資資源に再投資して新たな資産形成をすることを勧めている。

そうすることによって、資産運用をしながら資産が増える仕組みを構築できる。

これについては具体的な方法論をお伝えできるフェーズではないので、時が来たら改めてお伝えしていこうと思う。

4-2. 年金を受け取らなくても生活水準を下げない基盤をつくる

あなたは年金を1円すら受け取れなくなったとしても、働かずして生活可能な収入源をお持ちだろうか?

答えが「NO」である場合は、やはり貯金するだけではなく、資産形成に取り組みながら資産運用していくことを視野に入れていこう。

なぜなら、このまま貯金だけを頼りに老後の生活をしていくとなると、働かなくてはならない状況に直面することになるからだ。

したがって、今から働かなくてもお金が殖える仕組みを所有していくことを勧める。

最後に

以上を意図して「ボトムアップ貯金法」は生まれた。

とはいえ、なかなか投資まで踏み入れる人は少ないと思うが、私のように貯金をすることには興味が湧かずに燻っている人にとっては、投資を目的とした貯金と聞くと新たに意欲が湧いてくるはずだ。

また、収入が低いという理由で貯金や投資ができないということではないので、収入の額に問わず諦めずに取り組んでいってほしい。

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